コロナ休校開始前日3月2日。
昼に帰ってきた中3息子に、
「どうだった?」と聞くと
「疲れた」といつもの一言。
「いやいや、突然の最後の日でしょ。担任の先生から、何か心のこもったメッセージとかあったでしょ?最後になんて言ってた?」
すると息子、目を斜め上にやってちょっと考えて、
「『早く帰れ』」
「は?」
「2年生、1年生はまだ授業やってるから、早く帰れ〜って」
「あ~・・そう・・・」
先生達のドタバタがうかがい知れた。
本来だったら、6時間目まで授業はあり、いろいろやって帰ってくると、家につくのは16時という月曜日。
こちらもそれをアテにして仕事進めてる。でもそれも突然出来なくなった・・・。
そんなことを考えながらボーっと途方に暮れるそばから、
「かーちゃん、腹減った」
で、現実に引き戻される。。
「あ、給食もなくて帰ってきたわけか!? どうしよう、朝の残りがなんかあるかな」
「ちゃんとしたものが食べたい」
「るさい!」
はい、うがい手洗い!
いつもは「学校でやって来た」で済ますオタンコナスも、コロナの最近は、言えばさすがにやるようになった(なんて低レベル・・・)。
冷蔵庫開けると朝の残り物はあったが、それは敬遠する子供に、食パンにバター塗ってチーズ置いてピーマン重ねたものをグリルで焼いて出す。
「ピーマンいらんて言うたやん!」
「るさい!」
スマホを脇に置いて動画を見ながら食べているのをたしなめながら、こちらもいつもよりずっと早い時間の残り物消化タイム。
Youtubeでは、突然の給食ナシで牛乳関連の業者さんが悲鳴を上げる話が流れていた。
国会中継では、安倍さんが、今回の突然の小中学校休止を「専門家には相談していなかった」と発言し糾弾されていた。
これだけ大きなことを、独断で決めたわけなんですか。
蓮舫議員が、保育所は休みにならないことを問いただすとその答は、「教室換気をすれば大丈夫だから」
「じゃあ、小中学校もそれで良かったのでは?」
とやっていた。
教室換気に加え、学校での消毒剤の徹底要請もやってみてほしかった。
で、昼を食べ終わると、今度はスマホを両手で抱え込み、リビングの奥のゴロゴロスペースへ転がっていく息子。
これを放っておくと夜まで続いてしまう。
どーしよー。
「スマホは1時間にしてね」(これも長いけど)
こっちが洗い物・片付に雑用やって簡単に1時間経つ中、ヤツのスマホ時間も簡単に1時間経つ。
「時間見ながら動こうね」と声をかけ、もすこし様子見てやるか・・・と、半分自分へのいいワケで1階の仕事場にまたちょっと戻る。で気付くと小1時間。私もダメ親。
再びリビングへ戻ってくると、「しまった! ね、寝てる!」
スマホを抱えたまま、リビングでスースー寝息を立てる息子。
「ねー、午後の3時迄は学校にいるつもりでいなきゃいけないんじゃなかったー?あー??」
スースー・・・。揺すっても微動だにしない。
も、いーや。
ほっとこ。
またちょっと1階に戻り非常に効率悪く作業進めて、また2階に戻ると、今度は気配に反応して目をウッスラ開けた。
「いやー、じゃ、これからやりますかー」と寝ぼけ眼で言う。
「勉強かな?」
「いや、部屋の掃除。明日からここに友達が来るから」
( ̄。 ̄;)
そこから数時間、夜中まで掃除は続いた。
普段は、このアホな時間を、まとめてひっくるめて先生がやってくれているわけなんですね・・・。
感謝感激💦
これが「イイコ」ではない多数派の子とそのダメ親の、コロナ休業開始前日でした。